夜参り真言　　　平成２７年６月１６日

拝殿

三輪山の教への基は美和にある。美和を作ることこそ大事と思し召せ。すべてのものに、感謝するがよい。

親子の間に於いても、輩の間に於いても三輪の仲間に於いても、足りないところも得てのところも補ひあって、美和の形こそ作るべし。

一人では成らず、一人ではならず。

美和の形こそ作るべし。

解説

三輪山の教えは美和にあるというのは

美しい和＝良い和ということを意味している。

その通りであって、色々な人が集まってくるとそれぞれ得意なところもあるし、不得手なところもあるが、それを補い合いながらいくのがいいのである。自分だけ優れているということよりも足りないところをお互いが補い合ってより良い美和の形ができる。都合で一人で行くこともあろうが、美和の形を作っていろんな人と一緒に行くのがよい。社会的に仕事をしている人は多くの人に接しているが、そのためにも色々な人と接しながら一緒にお山に行くのがよい。

私も最初一人でお山をしていたが、木内さんや後藤さんに捕まって以来は一人でお山することがなくなって、自由が束縛されて鬱陶しいとも思ったが、それはそれなりにしなければならないことである

さっさとお山をして帰ってくるということではなくて、そのたびごとに噛みしめながらお山するのがよい。