夜参り真言 平成28年10月4日

夜参り真言 平成28年10月4日

夜参り真言 平成28年10月4日

祓戸社での真言 

首から手にかけて心すべし。首は頭に繋がり、手に繋がり、腰に繋がるもの、心すべし。

解説

今夜のように手が滑って物が割れたということは首がおかしいということなので、常に首を軟らかくしておくことが大事。

首からくるラインが手のところで縮んでいる。首は腰から繋がっているから首が固くなってくると、腰も治り難くなるので首を弛めるように、顎の骨の内側から親指でぐっと揉み、耳の付け根に入ってそこから

胸鎖乳突筋という縦に通る筋肉があるからそれを越えて頭蓋骨の下側に添って真後ろまで左右揉んでいく。1回2~3分日に

5回位揉むと首が弛み手の突っ張りがなくなる。

 

拝殿での真言

何事も心にあると思へ。この心の思ふやうに人は行動する。その思ひ浄ければ、行動も浄しと覚えよ。

強い思ひは強い行動になる。

神と己とを結ぶ信を忘れず進むがよい。

解説

全ての原因は主に人の心に因る。人が何かしようと思った時、その人の一番強い心が影響する。今日は三輪に行こうと思えばそのように行動させる。人は一番強い思いに因って動く。悪いことを考えていれば、悪い方向にいく。浄くなっていれば、行動も浄くなる。

結局人は心の強い思いによって引っ張られるので思いが強いほど行動力が強くなる。

迷いの多い人は迷うばかりで進まなくなる。

心の雑念を払って浄くし、自分には三輪の神がついている、自分の心と三輪の神が一本の大黒柱で繋がっているという信念を持っていけば、いかなることも越えていける。

狭井神社での真言

音は音霊、言は言霊。

音霊と言霊は相通ず。心に於いてひとつになると思し召せ。音霊は神による自然の音である。自然の音に心を合はせるがよい。

自然の音と心がひとつになりたる時に発する言霊は大きな力を持つであらう。

自然の音にこそ心を合はせるべし。

解説

音霊は美しい音、自然の音(狭井川のせせらぎ、虫の音、山で聞く小鳥の声など)を聞いて気持いいと思えば心が浄まる。浄まった心で発した言葉はいい言霊になり、怒った心で発する言霊は怒りが籠る。

みそぎ(耳そぐ)とはいやなことは聞いても流し、そして言霊にして響かせること。

自分にも相手にもいいと思う言葉に心をのせて響かせる。説得しようと思うと大変だし、無理がでるので、自然の音をよく聞き、いい音を聞いて心を鎮めていく、きよめの作用が心に働く。

そのような状態で発する言霊は力を持つ。

お山に行ったばかりで発する言霊は浄まった心から発するのでよく響き、よく通じる。