夜参り真言 平成29年4月18日
夜参り真言 平成29年4月18日
祓戸社
禊の雨と心得よ。 禊である。 雨は禊
全ての穢れ、身にも心にもある穢れ、すべて流すが良い。雨降らずとも山の雨は霧のごとくに降る。身を任せるがよい。身と心を任せるがよい。
解説
山の中の清めの雨というのは降らなくても霧雨のように澄んで流そうとするから、力を入れないで、自然に身を任せて、心も躰も包んでくれる霧雨で穢れを流しなさい。
拝殿
和魂であるぞ。和魂に心を集むるべし。己が心に於いてもまた和魂である。
荒らぶる心、悲しむ心、怖れる心すべて流すがよい。和魂である。己の和魂と神の和魂を一つにするやうにせよ。
さすれば神の力は遍く己に行きわたるであらう。和魂である。和魂こそ大事であると思し召せ。
解説
まづ大事なことは神の和魂と人間の和魂である。
神の和魂は遍くその人を神と調和させて
一番効率的にいい形にしようとする力になる。
自分の和魂は本心はどこにあるのか、感情の高ぶらない調和のとれた心が和魂の形になる。そして神の和魂と、人の和魂は波動的に繋がりやすくなる。だからイライラしたり、悲しんだり、怒ったりしている時の心は神の和魂に繋がらない。気持ちを自然体にニュートラルにしておく、具体的には周りにも神にも感謝する心が一番和魂に繋がりやすい。
神の和魂と人の和魂が伝導するようになり、神の和魂があなた方に入ってくる。
日頃から和魂の運の貯金をするようにすると良い。自分が怒ったり悲しんだりするとマイナスになるが感謝するとプラスになる
神が好きなのは祈りで、幸魂、奇魂も和魂の内であるが、多くの人が、和魂の力を持って祈ると神の力も増す。
その背景にあるのは信じるということで
神のしん(神)心のしん(心)信ずるのしん(信)の同じ音のものは全部通じている。
信は人の言うことであり、それを信じられると和魂の形が強くなる。
狭井神社
鎮めよ、花鎮め。山を鎮めよ。己を鎮めよ。心を一つに和魂、鎮め、鎮めの花鎮め、神をも鎮めよ。三輪山の神と人の和鎮めよ、鎮めよ、花鎮め
解説
古代歌謡のような感じである。花鎮めの祭りが始まったのは奈良時代で『令義解』に出てくる古い祭りである。
櫻の花が散る頃に疫病が流行ることが多かった。それで花を鎮める、つまり世の中の気を鎮めることによって、疫病の気を鎮める。