夏越しの大祓

夏越しの大祓

IMG_7686

IMG_7681

 

IMG_7655

IMG_7641

IMG_7636

 

《夏越しの大祓》体と心の苦を別な視点から見て穢れを祓う

6月19日から23日まで、植田さかえさんの紹介で鳥取までリハビリに行ってきました。これまでのリハビリやトレーニングでは足の回復に疑問を感じていたからです。三輪山に問いかけ、自分の身体を別な視点から見るよう示唆を得たからです。すぐに回復には繋がりませんが、自分の身体の筋肉や関節の弱点を知ることができました。それと脳梗塞を患った方や、城の石垣積みで足腰を痛めた人間国宝の方など、いずれも90歳を超えた方々が黙々とリハビリに取り組んでおられ、石垣積みの方はこれから熊本城に行くとおっしゃられていました。その方たちの共通点は、愚痴は言はず、嘆きもせず、笑顔でリハビリに取り組んでいることでした。真に神に好かれる方々と思いました。

 

愚痴はマイナスの言霊になってしまうのです。マイナスの言霊を発してはいけないのです。怒りや悲しみもまた同じで、体や心を固くしてしまうのです。心と体が硬くなりすぎると神のエネルギーが吾々に入りづらくなってしまうのです。また同時に強い思いやトラウマは体を知らず知らずのうちに悪い方向に引っ張って行ってしまうのです。

面白い例えを一つ上げましょう。  このところ夜中に幾度も覚醒してしまい、良い睡眠がとれないという方々が増えています。そしてこのように言うのです。「先生、不思議なことに何時も1時、2時、3時、4時、5時と同じ時間に目が覚めるのです」と。ということは、この方は中途覚醒する度に時計を見ているということになります。中途覚醒し、その度ごとに時計を見ると、吾々の体内時計に目覚める時間を無意識にインプットしていることになるのです。眠れないからと言ってテレビや本を読むこともだめです。このような方に対するアドバイスは、「中途覚醒しても絶対に目を開いて時間を確認したり、テレビを見たりしてはいけません。覚醒しても眼は開かないようにして朝が来るまで楽しいことを考えるようにしなさい」と。こうして一月もすると夜中の中途覚醒やお小水の回数が半分以下に減るのです。あそこの場所に行くといつも体の調子がおかしくなるなどのトラウマも同じです。吾々の無意識に気が付かないうちに自己暗示をかけているのです。逆に良い暗示と良い信念は自分の運命や体を良い方向に導いてくれます。

私はかってスキーを習っていた時に、危険立ち入り禁止の看板を見ると、そちらへスキーがひかれていってしまう経験を何度がしたことがあります。危険な方に行きたくはないのだけれど、インパクトが強すぎて悪い方にひかれてしまうのです。人は心に強く思っている方に惹かれてゆくものなのです。人類は海を渡りたいと思い、船を造り大航海をし。空を飛びたいと思い飛行機を発明し、月や星に行きたいという思いがロケットを作り出したのです。  どのような環境にあろうとも、心に穢れを入れてはいけないのです。人の心は不安に負けやすいものです。そのような時は心に三輪山をリアルに描き、心に納め、自分は何があっても三輪山の神が守ってくれると固く信じることが大事なのです。 神(しん)―心(しん)―身(しん)―信(しん)は音霊で繋がっているのです。しかし日常生活を続けているうちに知らず知らずのうちに心に穢れがたまりがちになります。そうした時、半年に一度づつ大祓があり、茅の輪をくぐると同時に心の中で「祓へたまえ」と強く祈るのです。