夜参り真言 平成29年9月6日
夜参り真言 平成29年9月6日
拝殿
いづくにもいづくにも罪あらん。人である
そなたたちの身であれば、また過ちも罪も穢れも犯すであらう。
されど三輪の大神、お山に対しての信の一字を忘るることあるまいぞ。
常に神と共にあること忘れずに歩め。
解説
人である身であれば生きている以上必ず罪を犯すであろう。しかし穢れをそのままにしてはいけない。罪、穢れを祓うには三輪の神を常に心においておくこと。その真摯な心が、誘惑などの穢れを祓う力となる。お山に対する気持を失わなければ、そして何があっても自らを否定しない限り神はそなたたちを守ってくれる。(同行二人)
神宝社
何事も信の一字をもって進むべし。
「しん」とは神のしん(神)、己の心のしん(心)、信ずることのしん(信)である。
迷う時はこの三字(神・心・信)を念ずるがよい。信の一字であるぞ
解説
一字と三字がひとつである。音にすれば
しん(信)だが神・心・信の三字を表す。
「万葉集殊に古今集」には掛詞が多く見られ、同じ音でいろいろな意味を重ね合わせて表現していた。
一字であって、三字。三字であって、一字の表現である。
「山の神とそなたたちは揺らぐことのない杉の大黒柱で結ばれている。それがもし揺らぐように見えるのはそなたたちの心が揺れているからである。」
神は合理主義の処には降りてこない。神があなたたちに望む方向に進むのが効率がよい。その目標としての玉ゆらの導きに従う為には、見る目をやしなうことが大事。