夜参り真言  平成29年10月3日

夜参り真言  平成29年10月3日

夜参り真言  平成29年10月3日

拝殿

いづくにも、いづくにも幸あらん。

いづくにも幸あらん。とはいへど、その道は己の心の中にあると覚えるべし。

心の目で見、心の耳で聞き、玉ゆらの導きにこそ従ひ歩むべし。

解説

本当の幸というものは自分の心の中にこそある。心の眼で見なさい、聞きなさい、そして心に問いかけているとそのうちに心の中に玉ゆらが見えてくる(感じる)

心が感じる玉ゆらの方向に従って進んで行きなさい。玉ゆらとは(辞典では瞬時という意味)実際には雨上がりに杉の枝についている水滴で、風が強く吹けば落ちてしまうし、時間が経つと蒸発してしまう。雨上がりの時についた雨露に光が当たってキラキラ輝いてみえるその雨滴の輝きを言う。しかし山に来た時、雑念に捉われているとそれに気がつかない。自分の心にある玉ゆらがどこにあるか見つけてその方向に進んでいくことが大切。

価値観はいろいろあるが、自分の一生で

すべきことは何かそれを心の中で見せてくれる。ただ人は誰もがその感性を備えている訳ではない。分からない時はどうするか。お御籤を引いて問うことも必要だし、あるいは周囲のよき人からの掲示に耳を傾けることも必要である。良い内容の同じ方向の話が二つ重なってきた時はそちらの方向に行くように導かれていることが多い。何故このようにまどろっこい方法を取るかというと神様がいつもご託宣してくだされば何も考えないでそちらの方向に行けるが、神の側からすれば、私達に進歩してほしいという気持がある。だから端直な答えはなかなか与えてもらえない。

そういう問題について心で見て、考えると自分に玉ゆらが見えてくる。玉ゆらは随所にあって、それが導きの道標になっている。それを見つけることのできる感性と能力、信仰心を持ちなさい。

玉ゆらの導きにはいろいろな掲示がある。

すべて順風満帆とはいえないが、日頃運の貯金をしておくといざ何かあった時

「天佑神助」があるものである。