お札を変える時期と他の神社との並べ方

お札を変える時期と他の神社との並べ方

幸雷のツボ  平成29年12月

お札を変える時期と他の神社との並べ方

⑴    お札を変える時期

必ずその日でなければならないと言うことはありません。また変えなければ急に効果が失われると言うこともありません。簡単に言えば冷蔵庫のキムコの様に考えればわかりやすいと思います。ですが一年のけじめとして、また新しい出発のけじめとして次の三つの時期の何れかには変えた方が良いでしょう。喪中の時期と重なる場合は、お札を変えて、喪が明けるまで半紙をお札の前に掛けておくか、喪が明けてから変えても良いでしょう。店 会社などを経営している時は住居部のみを喪中として、会社や店の神棚は通常通りとします。

1:冬至    2:30、31日の正月前     3:節分前

 

⑵     神社のお詣りについては、四十九日は避ける様にしましょう。喪中のお詣りを避ける風習は中国の春秋時代に遡り、儒教のえいきょうによります。それが仏教渡来とともに中有の概念が入り四十九日となりました。喪の期間は古くは3年、近世では1年、現在では四十九日で良いでしょう。

 

⑶    喪の意味

死者の魂がこの世に留まっている期間です。ですからこの期間は日常と同じ様に飲食物を仏壇に備えます。時間は30分ほどで結構です。中でも大事な事は必ず透明なグラスに水を入れてお供えすることです。神社のお詣りを避けるのは、生者について来た霊が拒絶されることがあるからです。基本はイザナギが黄泉の国より戻り海で禊をしたことに初ります。いまでは塩が海の代わりをしているのです。死者のこの世に対する未練を断つ意味もあるのです。

 

⑷    水の意味

仏壇に水を上げておくと、霊がやって来たときにサイダーの様に泡が出るので察知することができます。泡が多いときは強く泡が少ないときは弱くでます。泡が立ったら心を込めて感謝の気持をいのり、祈りの言葉とします。水は翌朝、庭の土か植木鉢の土にかえします。