神体山三輪山と大神神社

ご祭神

大物主大神(おおものぬしのおおかみ)

配 祀

大己貴神(おおなむちのかみ)

少彦名神(すくなひこなのかみ)

神体山三輪山

三輪のお山は、はるか幾千年の昔より神のお山でした。麓の大神神社は『古事記』や『日本書紀』に見られるように、日本最古の神社であり、このお山の神々は日本神界の中心的役割を果たしています。それゆえお山は神々のあまねく寄り集うところでもあります。
お山の名は古くは美和山とも書かれましたが、その言霊が意味するように美しい和の心を重んじるお山です。お参りする人はこの心をくれぐれも忘れないように、神々の心と調和するよう心がけてください。

三輪山

三輪山は奈良県大和盆地の真ん中に位置する標高467.1mの秀麗なお山で、遠い神代の昔、大己貴神(大国主神)が自らの幸魂・奇魂である大物主大神を大和の青垣の東の山の上、三輪山にお鎮めになり、奉斎せられたことから、古代よりお山それ自体が神奈備・神体山として、時代を超えて多くの人々に慕われています。
大神神社は、太古の昔から三輪山自体をご神体として祀るわが国最古の神社・大和国一之宮で、三輪明神の名で知られ、神殿がなく拝殿のみという古い形を留めています。かつてのある一時期神殿が作られたことがありましたが、伝承によれば、一夜のうちにカラスによって神殿がついばみ持ち去られたので、それ以後、神意によって今の形が継承されていると伝えられています。
大神神社の主祭神は大己貴神の幸魂・奇魂である大物主大神(詳しくは倭大物主櫛甕魂命<やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと>)。あわせて、大己貴神と少彦名神を配祀しています。大己貴神・少彦名神の二神は、力を合わせ、心を一つにして、わが国の開拓経営、殖産興業、医薬、酒造のほか人間生活万般の基礎を築かれた神で、とりわけ「酒」と「くすり」の神として広い信仰を集めています。『万葉集』に「味酒・三輪」と酒が三輪の枕言葉として歌われているように、大神神社は古来から酒を特に大切にしており、四月と十二月の上の卯の日に行なわれる大神祭では、「八十平瓮(やそひらか)」をもってお酒をお供えすることが祭の第一義になっています。

ご神徳

酒と薬の神様

大己貴神と少彦名神は心を合わせてわが国の開拓経営に尽くされ、農・工・商業すべての産業開発を図られるとともに、家内安全、商売繁盛、方除、治病、酒造、製薬、交通、縁結びなど、人間生活全般の基礎を築かれた神様で、とりわけ、「酒」と「くすり」の神様として広い信仰を集めています。
「味酒の三輪」と酒が三輪の枕言葉として歌われ、また、神体山が「実醪就く三輪山」(実醪とは酒のもと)などと歌に詠まれ、称されるほど、酒と三輪は深い関係があります。
その淵源は、第十代崇神天皇の御世に遡ります。国内に疾疫が流行して国が大困難に遭遇した時に、事態を憂える天皇の夢に大物主大神が現れ、「私の子の大田田根子を神主として私を祀れば、たちどころに疫病が鎮まるだろう」と夢告されました。この夢告を得て大物主大神をもっとも鄭重にお祭りしたところ、疫病が治まり、国内は平静に戻りました。そこで、天皇は高橋邑の活日を酒人として芳醇無比なお酒を醸造させ、大物主大神に第一の神饌としてお供えしたと伝えられています。このように大神神社は古くから酒を特に大切にしており、四月と十月に行なわれる大神祭では「八十平瓮」をもってお酒をお供えすることが祭の第一義になっています。
また、大己貴神と少彦名神が人間や動物のために、病を治す方法や鳥獣・昆虫の害を除く方法を定められたことから、クスリの神様としても厚い信仰を集めており、毎年四月には鎮花祭(くすりまつり)が盛大に行われています。

 

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